効果的な姿勢の分析方法とは?分析に便利なシステム6選をご紹介
姿勢は健康・美容のみではなく、脳や歯並びにまで大きく関係します。姿勢を整える事は言わば心身共に健康的な生活を送るための土台作りです。
整骨院や接骨院などではこうした姿勢について患者さんに指導することも多いですが、時間がかかったり、分析結果をうまく伝えられなかったりして施術による改善をおすすめしきれずに困ることも多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では姿勢分析に便利なシステム6選をご紹介します。
目次
1.今までの姿勢分析
従来の姿勢分析では、専門家が目で見て判断をしたり、写真を撮影して比較する方法がありました。しかしこれらの分析方法では、どこがどの程度変化したかを、上手く患者様にお伝えする事が難しいという問題点があります。患者様が明確に効果を実感できないと、モチベーションを保つ事が難しく、治療の継続も難しくなります。治療を継続して頂くには、治療の効果を明確に示す必要があります。
2.おすすめの姿勢分析システム6選
従来の問題を解決すべく昨今注目を浴びている物が、「シセイカルテ」を始めとする姿勢分析システムです。姿勢分析システムを使用すれば、写真を複数枚撮影したり、特別な装置を装着する事で姿勢を分析でき、患者様に治療の効果を明確に示す事ができます。この記事では、理学療法士が姿勢分析システムを特徴別に紹介し、最後におすすめの姿勢分析システムを紹介します。
1.シセイカルテ
特徴
- 最大の特徴は、人工知能(AI)による分析。
- 特別な機材は必要なし。IPadやIPhoneで、簡単30秒診断。
- 未来姿勢の予測や、おすすめのフィットネスプランまで提示される。
基本情報
- 金額:非公表
- 分析時の機器使用:IPad、IPhone
- 平均分析時間:準備から完了まで3分
- 公式サイト:姿勢分析システム - シセイカルテ -
2.posen
特徴
- 最大の特徴は人工知能(AI)による分析。
- 特別な機材は必要なし。IPadで簡単1分診断。
- 電子カルテシステムを搭載。
基本情報
- 金額:初期費用120,000円 月額17,500円~(税別、1年契約の場合)
- 分析時の機器使用:IPad、タブレット用スタンド
- 平均分析時間:撮影から1分以内
- 公式サイト:posen 歪みをAI(人工知能)が発見!姿勢を分析して矯正します。
3.ゆがみ~る
特徴
- 姿勢分析結果から想定される筋肉測定レポートを表示。
- LITE版とPRO版に分かれている。LITE版は専用ベルトの装着必要。PRO版は人工知能(AI)による分析が可能。
基本情報
- 金額:LITE版204,500円~ PRO版260,000円~(税別、ライセンス登録費用+サブスク半年の場合)
- 分析時の機器使用:PC、専用ベルト(※LITE版の場合のみ)
- 平均分析時間:レポートの印刷まで3~5分
- 公式サイト:【公式】姿勢分析システム ゆがみーるクラウド | お客様の姿勢を簡単に見える化
4.peek a body
特徴
- 姿勢分析結果から、筋肉の様子や骨格の歪みを高密度3D.CGで表示。
- 予測される体調不良のリスク指数を表示。
- 改善運動とトレーニングを表示。
基本情報
- 金額:1,980,000円
- 分析時の機器使用:PC、Kineticセンサー、三脚、測定マット
- 平均分析時間:撮影開始から最短20秒
- 公式サイト:peek a body | BC Lab Inc.|姿勢分析
5.Sportip
特徴
- 姿勢分析のみでなく、動作解析が可能。
- 多様なトレーニングメニューやストレッチが提供可能。
- 活動レベルが高い向け。
基本情報
- 金額:非公表
- 分析時の機器使用:IPad、IPhone
- 平均分析時間:不明
- 公式サイト:Sportip, Inc. | スポーティップ
6.Dr.Style
特徴
- 姿勢分析ソフトをインストールする事で利用可能。
- 取り込んだ画像に表示される測定ポイントを元に手動でマーキングする。
- 入力された身長や体重等のデータと測定結果から、頸部にかかる負担を算出できる。
基本情報
- 金額:155,400円(税別)*販売終了
- 分析時の機器使用:PC(OS:Windows)
- 平均分析時間:不明
- 公式サイト:姿勢分析ソフト「Dr.Style」
3.まとめ
この記事で6つのツールを紹介しました。最後に、選び方のポイントをご紹介します。
特別な機材か必要かどうか
分析に特別な機材が必要になると、機材を設定する時間や装着する手間がかかります。また特定の場所でしか行う事ができず、手軽さに劣ります。現場の忙しさを考慮すると、手軽さはかなり重要であるため、大きなポイントになります。
買い切りか月額払いか
買い切りでは月々のランニングコストが掛からないといった利点はありますが、購入後時間が経つにつれシステムが古くなっていきます。月額払いではソフトウェアのアップデートが継続的に行われており、常に最新の物が使用できます。継続的に活用していくためには、アップデートがあるものを選ぶと良いでしょう。
どのツールが良いか迷った場合は、上記のポイントも参考にしつつ、利用施設での使用イメージや予算にあったシステムを探してみてください。