これってぎっくり腰?チェック方法や対処法・予防法を解説します

これってぎっくり腰?チェック方法や対処法・予防法を解説します

重い荷物を持ち上げようとして、腰が急に強く痛んだ。そんな経験がある方は少なくありません。

もしかしたら「ぎっくり腰」では?と考えた人もいるでしょう。しかし、実際ぎっくり腰はどういう状態のことを言うのでしょうか。

今回は、ぎっくり腰かどうかのチェック方法や、治療方法や予防方法などをご紹介します。

目次

1.ぎっくり腰とは

2.ぎっくり腰の原因

3.ぎっくり腰チェック

4.自宅での対処法と病院での治療内容

5.避けた方がよいこと

6.ぎっくり腰を予防するには

7.まとめ

1.ぎっくり腰とは

そもそもぎっくり腰は診断名などではなく、症状・状態であるということをご存知でしょうか?

重い物を持とうとした時、急にグキッという衝撃と同時に腰の痛さが発生している状態がぎっくり腰です。

ぎっくり腰の症状で整形外科を受診した場合には、急性腰痛症という名称で診断されます。

ぎっくり腰を起こした場合、腰周辺の筋肉や関節、靭帯などで炎症が起きている状態です。

また、筋肉が強張っている状態でもあるため、急にぎっくり腰になってしまった場合には安静にしながらリラックスすることが求められます。

2.ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因は非常にさまざまなものがあり、ぎっくり腰になった人の数だけ原因があるとも言われる程多くの原因が考えられます。

今回は、その中でもぎっくり腰の発生要因になりやすいことを3つご紹介します。

体への急な負荷

実はぎっくり腰はスポーツ選手や若年層でも発生しやすいということをご存知でしょうか。

ランニング中やスポーツ中に、高いところから飛び降りた際や、立ち止まっている状態から急に動いた時など急激に身体の動きを切り替えた際、腰には自分で想像している以上の負荷がかかります。

急に腰に負荷がかかることにより、腰の筋肉が炎症を起こすことでぎっくり腰になってしまうこともあり得るのです。

筋肉疲労

スポーツ選手のように身体を酷使していなくとも、日常生活を送っていると誰でも筋肉疲労は発生します。

本来であれば、筋肉疲労は食事や睡眠によって回復するものです。

しかし、栄養失調や睡眠不足、運動不足などが重なってしまうと、今まで同じ動作をしても問題なかったとしても、溜まった筋肉疲労により急にぎっくり腰が発生することも珍しくありません。

身体に蓄積された筋肉疲労が許容範囲を超えてしまっていると、日常生活でよくある動作を行うだけでもぎっくり腰は発生しやすいのです。

他の疾患

急な腰痛だけではなく、下半身全体に痛みやしびれを感じたり、力が入らなかったりする場合、それはただのぎっくり腰ではない可能性もあります。

しびれや脱力感をともなう腰痛の場合、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といった病気が原因として考えられます。

また、他にも圧迫骨折や急性膵炎なども原因として考えられるため、しびれや脱力感をともなっている場合には、なるべく早めに病院の受診が必要です。

3.ぎっくり腰チェック

 

自分がぎっくり腰なのかどうかをチェックしたい、そんな時には腰痛の発生した状況をチェックすることでぎっくり腰である可能性が高いかどうかを判断することができます。

チェック項目としては、以下の5つが挙げられます。

  1. 何もしていないのに、急に強い腰痛が発生した。
  2. 重い荷物を持つためにしゃがんだら、腰痛が発生した。
  3. くしゃみや咳をしたら、いきなり腰が痛くなった。
  4. 洗顔や料理などの日常動作を行ったら、急に腰が痛くなった。
  5. 野球やテニス、ゴルフなどのスポーツ時に、腰が痛くなった。

4.自宅での対処法と病院での治療内容

ぎっくり腰になってしまった場合、すぐに整形外科を受診するのは難しいという方もいるでしょう。

その場合の対処としては、まず楽な体勢をとり、腰を冷やすことが重要です。

また、筋肉が強張っていると痛みが続くため、深呼吸をしてリラックスすることで筋肉を緩めましょう。

整形外科を受診する場合、MRIやX線検査、血液検査などの検査結果に応じて、コルセットの着用やストレッチ、投薬、ブロック注射、筋膜リリースなどの治療を受けることができます。

基本的にぎっくり腰は約2週間程で自然に改善することが多いため、もし腰痛が長期間続く場合には、病気や別の原因が疑われ、より精密な検査などを受けるのがおすすめです。

5.避けた方がよいこと

実際にぎっくり腰になってしまった場合、腰痛を悪化させないために避けた方がいいのは血行を良くすることです。

ぎっくり腰は腰の筋肉が炎症を起こして痛みが発生している状態であるため、血行を良くすると腰痛が悪化してしまいます。

そのため、ぎっくり腰の疑いがある場合には、痛みが発生している部分へのマッサージや飲酒、入浴は避けましょう。

どうしてもシャワーを浴びたい場合には、熱すぎない水温で短時間で済ませ、身体を温めないことが心掛ける必要があります。

 

6.ぎっくり腰を予防するには

ぎっくり腰はさまざまな条件下で発生する症状であるため、根本的な原因ははっきりしていません。

しかし、その中でも、日常生活の中で動作や姿勢を意識して、腰への負担や筋肉疲労を和らげることはぎっくり腰の予防に繋がります。

日常的な動作の中では、床にあるものを拾う時には、腰ではなく、膝を曲げてしゃがんで拾うなどを意識するのがおすすめです。

また、腹筋や背筋を鍛えたり、股関節を柔らかくすることは腰への負担を和らげることに繋がるため、筋トレやストレッチも効果的と言われています。

7.まとめ

腰痛を感じた時にぎっくり腰の可能性が高いかどうかのチェックテストや、ぎっくり腰になってしまった時の応急処置、予防方法についてご紹介しました。

ぎっくり腰になった瞬間はどうしても焦ったり不安になったりしてしまいますが、慌てず安静にして、腰痛が和らいだらなるべく早い段階で整体院や整形外科で相談し、適切な治療を受けることが大切です。

もし急な腰痛が発生したら、チェックリストの5項目を思い出してみてくださいね。

近くの整体院を探してみる

この記事を読んだ方におすすめ

image
監修者紹介
堀 雅登(ほり まさと)

理学療法士。藤田医科大学病院、フジ虎ノ門整形外科病院にて様々な疾患のリハビリを中心に従事。その後、株式会社Sapeetへ入社。姿勢分析サービスシセイカルテの分析ロジックや姿勢改善ストレッチの監修を務める。