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理学療法士になるのに必要な資格は?おすすめの学校から受験スケジュールをまとめて解説!

「骨折したからリハビリに通わなければいけない」など日常生活の中で、身体が上手く動作しなくなった時には正常に身体が動くための治療を行う必要があります。そんな方に対して、元の日常生活に近づけるための治療を行うのが理学療法士です。今回は、理学療法士になるための資格について、詳しくご紹介します。

理学療法士とは?

PT(Physical Therapist)とも呼ばれる理学療法士は、動作の専門家として医学的な観点からさまざまな怪我・障害などによる動作の不具合を改善していく職業です。では実際に理学療法士はどういった職業なのかを解説します。

理学療法士の仕事内容

理学療法士は医師の指導のもと、障害や怪我、病気などさまざまな理由で損なわれた身体機能の回復改善や、日常動作の改善、維持のためにさまざまな理学療法を提供することが仕事内容です。主に提供する理学療法としては、電気治療やマッサージ治療、リハビリテーション、ストレッチなどがあります。

理学療法士の平均年収

2015年に厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査」では、正社員勤務の理学療法士の平均年収は400万前後であると記載されています。理学療法士は国家資格取得者を前提としているため、男女での年収差がほぼないのが特徴です。

理学療法士になるために必要な資格

理学療法士になるには、医療系国家資格である「理学療法士」の国家試験に合格する必要があります。国家試験に合格すれば理学療法士を名乗れるようになりますが、より多くの理学療法を必要している方をサポートするためには、更に多くの勉強をする必要があるため、理学療法士に加えて+αの資格取得も視野に入れておきましょう。

理学療法士に向いている人・求められるスキル

理学療法を必要とする方はさまざまな年代、状態の方ばかりです。赤ちゃんの場合もあればご高齢の方である時もあり、中には長期療養が必須な障害を抱えた方かもしれません。理学療法を受ける方への思いやりやコミュニケーションを重視できる方や、さまざまな状態の方の病気や障害などに対して学ぶ姿勢がある方が理学療法士に向いていると言えます。

理学療法士が活躍する現場

理学療法士は医療機関やリハビリテーション施設、行政、福祉など幅広い場所で活躍する職業です。研究所で働く場合もあれば、プロスポーツ選手やチームと契約をしてトレーナーとして活動する理学療法士もいます。

近年では介護業界に注目が集まっており、デイケアセンターや介護施設などで勤務することも珍しくなくなりました。

理学療法士になるためには?

理学療法士を目指したいと考えても、どうやって理学療法士になればいいのかいまいちピンと来ない方も多いのではないでしょうか。理学療法士を目指す上で重要なポイントと、理学療法士の国家試験受験資格を得るための方法を3つご紹介します。

通信課程で理学療法士の受験資格は得られない

理学療法士を名乗るには「理学療法士国家試験」に合格することが必須ですが、通信教育や通信課程の受講では理学療法士国家試験の受験資格は得られません。

一般的な理学療法士国家試験の受験資格を得るための条件は、厚生労働省が認可した大学・教育機関・施設で理学療法士に関する勉強中または卒業が済んでいることです。そのため、理学療法士を目指したいのであれば、以下でご紹介するそれぞれの学校への通学を検討しましょう。

4年制大学で理学療法士の国家試験受験資格を取得

4年制大学の場合、大学の方針によってどんなことを重視するかは異なります。昨今では高齢者医療に重点を置く大学もあれば、海外との交流を重視する大学もあり、非常にさまざまなカリキュラムがあるため、将来どんな理学療法士として活躍したいかをイメージしながら大学を選択しましょう。

理学療法士を目指せる4年制大学としては、以下の3つがあります。

 

  • 首都大学東京 保険医療学部(国公立)
  • 帝京平成大学 健康メディカル学部または健康医療スポーツ学部(私立)
  • 東北福祉大学 健康科学部(私立)

 

大学に通学するために必要な学費は国公立か私立かで大きく差があります。国公立の場合には4年間で約250~400万程がかかり、私立の場合には600~800万程が目安の学費です。

4年制大学に通学する場合は、短大や養成校とは違い実習終了後に数ケ月感理学療法士国家試験の対策に集中できるのが大きな特徴です。

短大で理学療法士の国家試験受験資格を取得

短大で理学療法士の国家試験受験資格を得るためには3年間通学する必要があります。しかし4年制大学と比較すると、全体的な学費を抑えつつ、より短期間で理学療法士国家試験の受験資格を得ることが可能です。

短大で理学療法士の養成校として認可されている学校は、全国で以下の5つのみとなっています。

  • 仙台青葉学院短期大学(私立)
  • 平成医療短期大学(私立)
  • 平成医療短期大学(私立)
  • 岐阜保健大学短期大学部(私立)
  • 愛知医療学院短期大学(私立)
  • 白鳳短期大学(私立)

短大で3年間通学した場合、全体の学費は約360~500万程となり、国公立大学よりは高いものの私立大学への進学よりは学費を抑えることができるのは、短大を選択するメリットです。

専門学校に認定されている短大は医療系大学の併設であることが多いため、授業と実習は大学と同じ環境で受講できます。カリキュラムやスケジュール自体は詰まる傾向にはありますが、理学療法士以外の選択肢も考える可能性がある場合には短大はおすすめです。

専門学校で理学療法士の国家試験受験資格を取得

理学療法士養成校に認定されている専門学校の場合、短大と同様に3年間通学する必要があります。しかし、短大と同様に4年制大学よりかは学費を抑えることができる上、3年間理学療法士の実践や国家試験対策に特化した授業を履修できるため、より専門的かつ実践的に学びたい方には専門学校がおすすめです。

昨今では高齢者医療に重点を置く大学もあれば、海外との交流を重視する大学もあり、非常にさまざまなカリキュラムがあるため、将来どんな理学療法士として活躍したいかをイメージしながら大学を選択しましょう。

理学療法士を目指せる専門学校としては、以下の3つがあります。

  • 山形医療技術専門学校
  • 専門学校川崎リハビリテーション学院
  • 専門学校久留米リハビリテーション学院

専門学校で3年間通学した場合、学費約360~420万程です。

また、専門学校の場合には「夜間」という選択肢もあります。働きながら理学療法士を目指したい方には4年間通学する夜間部がおすすめです。夜間部は理学療法士を目指す方法の中で1年あたりに負担する学費をもっとも抑えることが可能であり、支援金が充実していることも珍しくありません。

理学療法士に特化して勉強したい方や、働きながら理学療法士の国家試験受験資格を得たい方は専門学校を検討してみてはいかがでしょうか。

理学療法士国家資格試験はどんな試験?

理学療法士になるためには国家資格試験に合格することが必須条件です。では理学療法士国家資格試験とは、どんな試験なのでしょうか。試験の概要から、2021年度理学療法士国家資格試験のスケジュールまでをご紹介します。

理学療法士国家試験の概要

理学療法士国家試験は一般の方は筆記試験のみ、条件に該当する方は口述試験及び実技試験が実施されます。筆記試験は午前・午後に分かれており、それぞれ100問のマークシート形式で実施されるのが通例です。筆記試験は何処でも受験できるわけではなく、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県のみで開催されます。口述試験または実技試験も同様に何処でも受験できるわけではなく、東京都のみで受験可能です。受験する際には収入印紙にて10,100円を納める必要があります。

理学療法士国家試験の受験資格

理学療法士国家試験を受験できるのは、以下の3ついずれかに該当する方のみです。通信課程の大学や専門学校は以下の条件に該当しないため、理学療法士国家試験の受験資格はありません。理学療法士国家資格の受験資格は、大きく分けて3種類あります。

理学療法士国家試験の受験資格①

大学に入学することができる者で、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識および技能を修得した者(3月までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)

理学療法士国家試験の受験資格②

外国の理学療法に関する学校もしくは養成施設を卒業し、または外国で理学療法士の免許に相当する免許を得た者で、厚生労働大臣が上記1に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認定した者

理学療法士国家試験の受験資格③

法施行の際(昭和40年8月28日)に文部大臣または厚生大臣が指定した学校または施設において、理学療法士となるのに必要な知識および技能を修業中であって、法施行後に当該学校または施設を卒業した者

理学療法士国家試験の筆記試験

理学療法士国家試験の筆記試験は「一般問題」「実地問題」の2つに区分されています。午前・午後に2時間40分以内に回答する試験形式であり、一般問題が160問、実地問題が40問です。

以下は一般問題、実地問題それぞれの配点と試験科目ですので、理学療法士国家試験の受験を検討している方は把握しておきましょう。

【一般問題】

  • 解剖学
  • 生理学
  • 運動学
  • 病理学概論
  • 臨床心理学
  • リハビリテーション概論を含むリハビリテーション医学
  • 人間発達学を含む臨床医学大要および理学療法

配点:1問1点160点満点

【実地問題】

  • 運動学
  • 臨床心理学
  • リハビリテーション医学
  • 人間発達学を含む臨床医学大要および理学療法

配点:1問3点120点満点

理学療法士国家試験に合格した後のスキルアップは?

理学療法士国家試験に合格したら終わりではなく、次に考えるべきはその先のスキルアップ方針です。理学療法士国家試験はゴールではなく通過点だと考え、より質の高い理学療法を提供できる理学療法士を目指しましょう。今回は理学療法士国家試験に合格した後におすすめの資格をご紹介します。

「認定理学療法士」「専門理学療法士」の資格取得

「認定理学療法士」は理学療法士としての技術な知識などの専門性を高め、質の高い理学療法の提供を目的とした資格です。一方「専門理学療法士」は特定の専門知識を身に着け、より質の高い理学療法を提供し学問的発展に寄与することを目的とした資格です。

それぞれ理学療法士国家試験を合格した後におすすめできる資格であり、どちらも知識の専門性を高めることができるため、ひとりひとりにあった理学療法を提供することが可能になります。

関連資格の取得

理学療法士国家試験に合格することは将来の選択肢が増えることに繋がりますが、ただ理学療法士になるのではなく一歩秀でた存在になるためのスキルアップも視野に入れることが重要です。

在宅医療に携わりたい場合は介護福祉士やケアマネージャー、福祉住環境コーディネーターなど、進みたい職種や興味関心に合わせて、さまざまな資格の取得を視野に入れてみるとよいでしょう。

まとめ

理学療法士とは?というところか理学療法士国家試験に合格した後のスキルアップ方針までを解説しました。理学療法士国家試験は通信教育では受験資格が得られないため、大学または養成校に進学する必要があり、その上で理学療法士国家試験に合格する必要があります。これから理学療法士を目指すという方は、理学療法士になった後のスキルアップ方針なども合わせて考えてみましょう。

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