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整体師・柔道整復師は儲かる?リアルな収入や儲かるための注意点を解説

手に職と言われる時代で、これから整体師や柔道整復師を目指したいという方は多いでしょう。ところが「整体師・柔道整復師は本当に儲かるのか?」と、疑問を抱いている方はいませんか?

高齢化社会だけに目をつけると、これからニーズが高まりそうな職種に思えますが、実際のところニーズが収入に反映されているのか気になるところです。

そこで今回は、整体師・柔道整復師は本当に儲かるのかについて解説します。また、実際に儲かるためにどうしたら良いのかについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

整体師・柔道整復師は本当に儲かるのか?平均収入まとめ

整体師・柔道整復師は本当に儲かっているのか、現状の平均収入についてまとめてみました。今回は、整体師・柔道整復師の正社員・パート(アルバイト)・開業(独立)した場合の3つに分けて解説します。

正社員の平均収入

2021年10月29日更新の求人ボックス給料ナビを参考に、整体師・柔道整復師の年収をみてみると整体師が平均年収3,670,000円なのに対して、柔道整復師の平均年収は3,640,000円。

日本の平均年収が4,673,000円なため、整体師・柔道整復師ともに日本の平均年収よりも低い傾向にあります。

また国家資格を持たず自由診療がメインとなる整体師と、保険診療が可能な柔道整復師を比較すると、整体師の方が3万円程度ほど平均年収が高くなっています。

全体の給与幅としては、整体師が2,650,000円〜5,770,000円。柔道整復師が2,950,000円〜7,150,000円と幅が広く、スキルによって差が出ているのではないかと予想できます。

パート・アルバイトの平均収入

続いてパート・アルバイトの平均時給をみてみると、整体師が平均時給993円。柔道整復師は平均時給1,087円と、整体師よりも94円高い平均時給となっています。

仮に月20日間、1日8時間働いたとすると、整体師の場合は月収158,880円。柔道整復師の場合は、月収173,920円となります。

それぞれ年収に換算すると、整体師は平均年収1,906,560円。柔道整復師の場合だと、2,087,040円と、正社員の平均年収よりも少ない結果となりました。

また整体師・柔道整復師のパート・アルバイトは、日本のアルバイト・パートにおける全国平均時給の1,107円と比較してみると低い傾向にあります。正社員同様に、全国平均よりも低いことが判明しました。

開業・独立した場合の平均収入

開業・独立した場合の平均年収は、おおよそ3,000,000円〜8,000,000円。しかし、成功の有無によって上下するため3,000,000円以下になる場合もあります。

中には、年収10,000,000円を超える方もいるようですが、開業・独立したばかりの方がいきなり10,000,000円を超えるステージまで到達するのは非常に困難です。

開業・独立がゴールではなく、継続して自身の技術を磨き、同時に経営スキルなども身につけながら年収をアップさせていく必要があります。

整体師・柔道整復師が儲かるのが難しくなっている現状

整体師・柔道整復師の平均年収は、日本の全国平均よりも低い傾向にあることが分かりました。

「手に職があって儲かりそう」というイメージとは裏腹に、年収が低くなっているのは一体どのような問題が影響しているのでしょうか?

ここからは、整体師・柔道整復師が儲かるのが難しくなっている現状について解説していきます。

高齢化社会・PCスマホの普及によって需要は増大

儲かる・儲からないについて説明する前に、接骨院・整骨院業界の市場動向についておさらいしましょう。

現在の日本ではご存知の通り高齢化が進み、65歳以上の高齢者人口は平成28年で3461万人となりました。そのため、接骨院・整骨院のターゲットとなる顧客層は増え続けており、ニーズが高まると予想できます。

またニーズは高齢者のみに限らず、若い世代でPC・スマホが普及しているため、首・肩・腰に不調を抱える若者も増加。今後、さらにニーズが高まっていくことでしょう。

しかし、ニーズの高まりと同時に、整体師・柔道整復師を取り巻く問題もあります。次項で、この問題とは何か解説していきます。

接骨院・整骨院が増加し競争が激化

接骨院・整骨院のニーズが高まると同時に、接骨院・整骨院の数も増加し競合が増え続けています。全国柔整鍼灸協同組合のデータをみると、平成28年で48,024件あるのに対し、平成30年のデータでは50,077件と2年間で2,053件も増加しています。

平成30年のコンビニ件数55,404件と接骨院・整骨院の数を比較してみると、その差はわずか5,404件。コンビニの件数に匹敵するほど数が多いことになります。

また接骨院・整骨院の数が増えると同時に、柔道整復師の数も増加。厚生労働省の調査データによると、柔道整復師の数は平成20年の43,946人と比較して平成30年では73,017人にも及び、29,071人も増加しています。

これだけ競合や有資格者が増えてしまうと、業界が飽和状態となり競争が激化。いくらニーズが高まり続けていると言っても、施術所や施術者が多いためお客様の取り合いとなっています。

保険診療の厳正化など国が対策を強化

接骨院・整骨院業界が飽和状態である中、さらに国からの規制が強化されるなど、柔道整復師が儲かるのが非常に困難になっています。

その規制の中でも大きく影響を与えているのが、保険診療の請求に関する厳正化です。

そもそも柔道整復師が行う保険診療には、受領委任払い制度が適用されていることをご存知ですか?受領委任払いとは、施術者が被保険者であるお客様に代わって保険診療にかかった施術費用を保険者に対して請求するというもの。

この制度のおかげで、お客様がわざわざ保険者に対して請求する必要がなく、施術の際に払わなければいけない窓口料金は施術費用の1割〜3割になるなど、非常に便利なものです。

ところが、施術者が保険者に対して保険請求を行う際に不正が多発。実際に痛い箇所とは別の箇所を余計に施術してしまったり、わざとお客様に長期通院させるたりするなど、非常に悪質な行為が行われました。

このような不正請求が多発してしまった結果、「多部位給付率低減」「長期通院の場合料金が減額」などの新しいルールが追加され、柔道整復師が行う保険診療の療養費が年々低下しています。

最も高額であった平成23年度の4,085億円から平成30年度では3,278億円と、わずか7年で大幅に減少してしまいました。

不正によって業界が業界自身を苦しめる状況が続いたことから、柔道整復師が儲かるのは非常に難しくなりつつあります。

整体師・柔道整復師が儲かるための方法

儲けることが困難になっている整体師・柔道整復師業界において、儲かるためにはどうしたら良いのでしょうか。ここからは、厳しい現状で儲けるための方法について解説していきます。

技術力をアップさせお客様から厚い信頼を得る

柔道整復師は、スキルによって年収が大きく上下する職種。施術の技術を磨いていくことで、お客様からリピートして選んでもらえるようになり、厚い信頼を得ることが可能です。

まずは厚い信頼を獲得して、お客様から「またこの人に施術してもらいたい」「この人なら安心できる」と思ってもらえるように取り組みましょう。

また、従業員として働く場合は、新しい資格や技術を取得して資格手当などによる収入アップを目指すのも一つの手段です。

例えば、柔道整復師と組み合わせて使える鍼灸師の資格を取得するなど、収入アップを目指してみましょう。

セミナー・コンサルタントなど副業で収入を得る

柔道整復師は知識と技術を磨かなければならない職業です。この知識や技術を有効活用して、本業とは別でセミナーを開催したり、コンサルタントとして他の柔道整復師を指導するなど、副業で収入を得る方法もあります。

また、自身で開業・独立をして集客に成功している場合は、集客のコンサルタントとして働くことができ、本業以外での収入を立てることが可能です。

ただしセミナー・コンサルタントとして活躍するためには、実績が必要となるため、開業・独立してから評判やクチコミを積み上げることを意識しましょう。

戦略的に信用を積み上げていくことによって、施術以外に儲けるための手段が広がります。

自費メニューを取り入れ差別化を図る

保険診療による規制が厳しくなっているため、自費メニューを取り入れることも考えましょう。

自費メニューは保健が適用とならないため、お客様が自身で負担する施術となります。価格設定に決まったルールは特にないため、施術者自身が自由に価格を設定可能です。

しかし保険診療とは違い、お客様の負担が大きくなるため、すぐに成功するとは限りません。他院と差別化を計りながら、戦略的に自費メニューを実施する必要があります。

まずは時間や日時を指定して少しずつ自費メニューを取り入れ、保険診療と組み合わせながらゆっくりと展開していきましょう。

物販も組み合わせLTVを高める

儲けるためには施術と合わせて物販を取り入れることも方法の1つ。

物販の中には骨盤ベルト・枕などの寝具・その他健康器具などの高単価のものから、サプリメント・栄養ドリンクといった健康食品など低単価のものまで様々です。

自身の施術と組み合わせることで、よりお客様のためになるような物販を取り扱い、お客様一人あたりのLTV(顧客生涯価値)を高めていきましょう。

LTVが高まると経営が安定し、結果として儲けに繋げられます。

まとめ

当記事では柔道整復師は儲かるのかについて、競合の増加や国による規制が厳しくなったことで、困難になったことを解説しました。

困難とは言っても、高齢化社会やスマホ・PCの普及によってニーズは高まり続けています。スキルを磨いてお客様から信用を得られたり、計画的な戦略を練ったりすることによって儲けることは十分可能でしょう。

常に新しいトレンドに敏感となり、儲けるための施策を施すことが大切です。

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