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歯科医師の年収は1000万を超える?働き方別に歯科医の年収を解説します!

歯科医師の年収が1000万円以上という噂を聞いたことはありますか?

さまざまな働き方がある歯科医師は、年収も働き方によって異なります。本記事では、働き方別に歯科医師の年収について解説します。

目次

1.歯科医師とは?

2.【勤務医】歯科医師の年収・給料はいくら?

3.【パート・アルバイト】歯科医師の年収はいくら?

4.【開業医】歯科医師の年収・給料はいくら?

5.【公務員】歯科医師の年収・給料はいくら?

6.個人の歯科医師として年収アップを目指すには?

7.まとめ

1.歯科医師とは?

歯科医師とは、歯学部を卒業し歯科医師国家試験に合格した者のみが名乗れる、歯や口腔に関する病気、異常などを治療・改善・予防する医師とは異なる職業です。

日本歯科医師会では、歯科医師の仕事を歯の治療、保健指導、健康管理であると明記しています。歯の治療は非常にさまざまな治療があり、むし歯の治療をはじめとして、歯周病の治療、入れ歯や詰め物・差し歯・冠(ブリッジ)などの制作・装着、歯列矯正、インプラント治療、セラミック治療などが具体的な歯の治療です。

保健指導としては、歯科検診で来院した患者に対して歯の状態をチェックしたり、歯磨き方法を指導したり、歯石除去をしたりというものが中心となります。市区町村と連携している歯科医師の場合、通院が難しい高齢者に向けた往診歯科治療や、介護施設に訪問しての歯科検診を行うことも珍しくありません。

歯科医師の働き方はどんなものがあるの?

歯科医師の働き方と聞いて町の歯科医を想像する方は多いでしょう。しかし、歯科医師の働き方は町の開業医だけではありません。歯科医師の働き方を大きく3つに分けてご紹介します。

歯科医師の働き方①勤務医

歯科医師の働き方として想像しやすいのが勤務医という方もいるのではないでしょうか。

通院している歯医者さんに複数の歯科医師がいる場合、院長を除いた歯科医師は全て勤務医として働いてることが多い傾向にあります。勤務医の歯科医師として働く場合にはフルタイム勤務と非常勤勤務があり、非常勤勤務の歯科医師の場合には時給換算で働くことも多いです。

歯科医師の働き方②開業医

○○歯科や○○デンタルクリニックという名前がついた歯科の医院・クリニックを見たことがある方は多いでしょう。このような歯科は歯科医師が独立開業して、新規開院した歯科であることがほとんどです。年収1000万円以上という噂が立ちやすいのも、この開業医として働く歯科医です。実際はどうなのか、後程解説いたします。

歯科医師の働き方①公務員

実は歯科医師にも公務員としての働き方があります。一般的な公務員と同じように、公立の一般病院で働いたり保健所の職員として働いたりする地方公務員と政策に携わる国家公務員の2種類の公務員として働く歯科医師も珍しくありません。

2.【勤務医】歯科医師の年収・給料はいくら?

勤務医である歯科医師と聞くと、町の歯医者さんで働いている歯科医師と想像するかもしれません。しかし、歯科医師は個人開業の医院・クリニックだけではなく、大学病院のような大規模の一般病院や国立病院などでも勤務しています。以下では、勤務医として働く歯科医師の年収について解説します。

【勤務医】歯科医師の平均年収

歯科医師の平均年収は、一般病院の国立・公立・公的・医療法人なのか、それとも歯科診療所の個人・医療法人なのかで異なります。

一般病院の歯科医師として勤務する場合、病院が国立・公立・公的・医療法人なのかによっても平均年収が異なります。

「第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告」の結果では、2018年度の国立一般病院の歯科医師の平均年収が約1109万円、公立一般病院での平均年収が約1084万円、公的一般病院での平均年収が約1203万円、医療法人での平均年収が約762万円ということがわかります。

もっとも一般病院に勤務する歯科医師として平均年収が高いのは公的一般病院であり、一般病院全体の平均年収としては約1035万円です。一般病院は歯科診療所と比較して病院全体の規模が大きく患者の来院数が多く、歯科診療所では対応しきれない治療も扱うことが多いことから、後述の歯科診療所で勤務する歯科医師よりも平均年収が高いと考えられます

一方、「第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告」によると、2018年度の歯科診療所全体の勤務医である歯科医師の平均年収は約561万円です。個人開業歯科診療所の勤務医の場合には約568万円であり、医療法人の勤務医の場合は559万円と個人開業の歯科医院・クリニックに勤務した方がやや年収が高いことがわかります。

しかし、個人開業の医院・クリニックの歯科医師が2017年度の平均年収はほぼ変化がないのに対し、医療法人で勤務する歯科医師の平均年収は2017年度から約28万円ほど平均年収が上がっています。長期にわたって勤務医の歯科医師として働く場合には、医療法人の方が支給総額は高くなる可能性もあるため、一概に個人開業の医院・クリニックに勤務するのが良いとは言い切れません。

【勤務医】歯科医師の初任給

勤務医の歯科医師として働く場合、初任給はあまり高くないのが現状です。求人ボックスで募集されている歯科医師の業務から推測すると、勤務医の歯科医師の初任給は約20~25万円ほどと20代の初任給としてはあまり高くありません。

しかし、歯科医師の場合は勤務年数が増えるほど給与額が上がる傾向にあります。小規模の歯科医院・クリニックでは勤続5.7年で給与額約44万円、中規模の歯科医院・クリニック・病院では勤続9.3年で約67万円が平均給与です。歯科医師はコツコツと続けることで平均年収が上がる傾向にあるため、初任給の額についてはあまり悩まないことをおすすめします。

【勤務医】歯科医師の平均年収が高い地域

勤務医として働く歯科医師の平均年収がもっとも高い地域は関東で、その中でも全国で1番平均年収が高いのが東京都の437万円です。日本全国で見ても関東地方の平均年収が高い傾向にあり、全国的に2番目に平均年収が高いのが神奈川県の413万、3番目に平均年収が高いのが埼玉県の405万円であることが求人ボックスの統計でわかります。

各地方別の場合、北海道・東北地方は宮城県、甲信越・北陸地方では福井県、東海地方は愛知県、関西地方では兵庫県、中国地方では広島県、四国では香川県、九州・沖縄地方では福岡県がそれぞれもっとも年収が高い都道府県です。

3.【パート・アルバイト】歯科医師の年収はいくら?

歯科医師の働き方として勤務医をご紹介しましたが、勤務医はフルタイム勤務だけではなくパート・アルバイトという非常勤の歯科医師として働くことも可能です。パート・アルバイトの場合の歯科医師の平均時給を解説します。

【パート・アルバイト】歯科医師の給料はいくら?

Indeedの統計によると、歯科医師がパート・アルバイトとして勤務する場合の平均時給は3771円です。医療系国家資格の代表職であることもあり、パート・アルバイトで勤務するとしても時給は高く設定されます。

実際の求人を見てみると、時給3000円~5000円で募集しているところがある一方、時給5000円~7000円で募集している歯科医院もあるため、パート・アルバイトで勤務する場合は条件を詳しく調査する必要があるでしょう。

【パート・アルバイト】歯科医師の平均時給が高い地域

パート・アルバイトの歯科医師として働いた際に平均時給が高い地域は、千葉県・東京都・兵庫県・京都府と関東・関西に集中しています。平均時給がもっとも高いの千葉県成田市の4883円です。

パート・アルバイトの歯科医師として働く場合、1つの医院・クリニックのみの勤務しかしてはいけない訳ではないため、複数の医院・クリニックを掛け持ちしたら非常勤であるパート・アルバイトの歯科医師であっても高年収を見込むことができます。

4.【開業医】歯科医師の年収・給料はいくら?

開業医として活躍する歯科医師の年収が1000万円以上であるという噂を聞いたことがある方は少なくないのではないでしょうか。実際に開業医として活躍する歯科医師の年収がどのくらいなのか、「第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告」のデータに基づいて解説します。

【個人】歯科医師の平均年収

個人開業の医院・クリニックの場合、平均年収は約632万円です。開業している歯科医師の年収が1000万円以上だと思っていた方からすれば、意外な結果かもしれません。しかし、個人開業の医院・クリニックは町の歯医者さんのような小規模の医院・クリニックであることがほとんどです。小規模の医院・クリニックの多くは保険診療であり自費診療での受診が少ないため、平均年収がそこまで高くならない傾向にあります。

【医療法人】歯科医師の平均年収

医療法人として開業している歯科医師は、その多くが歯科医師として稼働するよりは院長としての役割を果たすことが多い傾向にあります。医療法人を開業した歯科医師(院長)の平均年収は約1429万円と、個人開業の医院・クリニックの歯科医師の倍額以上の平均年収です。

医療法人として開業している歯科医師の場合、医院・クリニックの規模が大きくなることや、インプラント治療などの自費診療での治療・施術に対応できることが多いです。医療法人を開業している歯科医師は個人開業の医院・クリニックと比較して圧倒的に平均年収が高くなるため、開業している歯科医師は年収1000万円という噂は医療法人として開業している歯科医師に当てはまります。

歯科医師として開業する際に発生するコスト

歯科医師として開業する際に発生するコストとしては、最低でも1000万円、平均でも5000万円は見積もる必要があります。発生するコストの分類としては、以下の6つが挙げられます。

  • 賃貸借契約関連費:500万円~1000万円
  • 内装・外装工事費:1500~2500万円
  • 医療機器・材料費:1200~1500万円
  • 広告費:100万円~
  • 求人・人材費:300万円~
  • 運転資金:500万円~

コストとしては非常に高額であり、金利の低い日本政策金融公庫の創業融資を利用する歯科医師も珍しくありません。開業コストは言抜き物件を利用することで安く済ませることは可能であるため、早めに黒字経営をしたい場合には低コストでの開業を検討することをおすすめします。

5.【公務員】歯科医師の年収・給料はいくら?

歯科医師の働き方の3つ目である公務員の場合、国家公務員なのか地方公務員なのかで平均年収が変わります。

【国家公務員】歯科医師の平均年収

国家公務員の歯科医師として働く場合、「医系技官」として医療知識を活用して国の医療系政策の立案・実行に携わります。人事院「平成19年国家公務員給与等の実態調査の結果」、 総務省「平成19年6月・12月期末・勤勉手当を支給」それぞれの結果を基に推定すると、国家公務員の歯科医師として働く場合の平均年収は約1165万円です。

平均月収は約47.5万円であり、ボーナスは約317.7万円と想定されます。平均年収で考えると、国立病院に勤務する歯科医師や医療法人として開業している歯科医師の平均年収とほぼ同額です。歯科医のセカンドキャリアとして国家公務員に転身することも珍しくなく、セカンドキャリアの平均年収としては申し分ありません。

【地方公務員】歯科医師の平均年収

地方公務員の歯科医師として働く場合、各自治体の公立病院に配属されることもあれば、自治体の職員として採用されることもあります。

令和2年地方公務員給与の実態「第5表 職種別職員の平均給与額」で発表されている全地方公共団体の医師・歯科医師職区分の平均年収は、約1561万円とさまざまな働き方がある歯科医師の平均年収の中でもトップであることがわかります。

地方公務員の場合、都道府県・指定都市・特別区・市・町村とそれぞれで平均額は異なりますが、その中でも特に平均年収が高いのは町村で地方公務員として働く地方公務員あり、約1800~1900万円の平均年収が推定されます。

6.個人の歯科医師として年収アップを目指すには?

歯科医師は働き方によって平均年収が倍額以上違うことがわかりました。では、個人経営の歯科医師が年収を上げるにはどうしたらよいのでしょう。歯科医師として年収アップを目指すための方法を2つご紹介します。

開業する

もっとも効率的なのは自分が経営を行う歯科医院・クリニックを開業することです。

経営が安定するようになれば先述したように年収600万円台を目指すことも可能であるため、勤務医の歯科医師として年収が上がる見込みがなければ開業するのもひとつの手です。

また、個人経営の開業ではなく、医療法人として開業することができるようになればさらに年収が上がる傾向にあります。まず個人経営の歯科医院・クリニックを経営してみて、その上で規模感などと擦り合わせて医療法人を目指すことが年収アップに繋がります。

自由診療科目を取り扱う

開業に加えて、歯科医師が年収アップを目指すための方法としてあるのが「自由診療科目」を取り扱うことです。

個人開業の歯科医師が標榜できる診療科目には歯科以外に歯科口腔外科・矯正歯科・小児歯科があります。また、医療法の限定解除要件を満たした場合のみ、審美歯科や予防歯科などを標榜することが可能です。特に審美歯科は歯科矯正やホワイトニング、セラミック治療、インプラント治療、口腔ケアなどの自由診療を扱うことが多く、利益率が高いため個人開業の歯科医師として年収を上げたい場合には自由診療科目を扱うことがおすすめです。

7.まとめ

歯科医師の年収について、働き方や性別ごとに解説しました。公務員として働く歯科医師は想像がつかなかった方もいるのではないでしょうか。

国立病院や国家公務員として働く歯科医師は平均年収が高いため、開業を考えておらず高年収を目指したい場合には目指してみましょう。また、個人開業の歯科医師の場合年収を上げる方法は沢山あるため、自由診療の導入を検討してみてください。

 

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