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理学療法士として年収1000万円は目指せるのか?リアルな年収事情や収入アップの方法を解説

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ケガや病気で身体に障害がある人や、障害の発生が予測される人に対して、自立した日常生活が送れるようにリハビリテーションを行う理学療法士。立つ・歩く・座るといった基本動作の回復や維持、また動作改善などを目指し、1人1人の生活を支援する専門職です。

そんな理学療法士は、一体どれだけ収入があるかご存知ですか?

本記事では、「気になる理学療法士の年収事情」「年収1,000万円を目指すための方法」を解説。最後には、理学療法士が年収1,000万円に到達するための副業・転職情報などもご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.理学療法士の年収事情

2.理学療法士が1000万円稼ぐための方法

3.理学療法士として副業や転職も視野に入れながら収入アップ

4.まとめ

1.理学療法士の年収事情

理学療法士として年収1,000万円を目指す前に、現状の年収を知っておきましょう。まずは「平均年収」や「平均年収からみた傾向」についてご紹介します。

理学療法士の平均年収は400万円程度

政府統計ポータルサイトのe-Statに掲載されている「賃金構造基本統計調査」を参考に見てみると、理学療法士の平均月収は28.75万円。

また賞与やその他特別給与の64.64万円を合算してみると、年収は409.64万円となり、約400万円程度だと分かります。

国税庁が発表している日本の平均年収467.3万円と比較してみると、57.66万円低い結果に。また同じ医療職の看護師と比較してみると、看護師の平均年収は482.91万円なので、73.27万円程度低くなっていました。

もちろん年齢・勤続年数・勤務先によっても年収は異なるため、この限りではありませんが、平均してみると比較的低い傾向であることが分かります。

収入の低さには平均年齢と報酬の仕組みが影響

このような年収の低さには、平均年齢の低さや報酬の仕組みが影響しています。

年齢を見てみると、政府統計ポータルサイトのe-Statでは理学療法士の平均年齢が33.3歳。比較として看護師の平均年齢を見てみると39.5歳なので、理学療法士の方が平均年齢は若くなっています。勤務先の制度にもよりますが、年功序列や経験によって給与が決まるケースが多いため、年齢が平均年収の低さにも影響しているのではないでしょうか。

また、理学療法士が受け取る報酬において、主となるのは国から支払われる保険です。

理学療法士が行う治療の多くは、一部を患者様本人が負担し、残りは国や市町村などの保険者が負担しています。そのため、理学療法士のお給料の大半は「医療報酬」や「介護報酬」によって賄われているのです。

更に、理学療法士が一日で治療できる患者さんの数は制限されているため、実質得られる報酬も制限されているということになります。そのため、たくさん治療を行ったからといって収入をアップさせられる訳ではありません。

理学療法士の治療は点数で制限されており、この点数は施設や病気の種類によって異なります。一般的に理学療法士が治療する時間は20分1単位として計算し、1日最大で24単位まで取得可能です。

例えば脳血管疾患等リハビリテーション料(II)の算定区分の場合、1単位で200点となっています。そのため、一日の上限24単位まで治療を行ったとすると、1日9,600点まで働くことが可能です。

そして実際に国が病院に支払う金額は、点数×約10円となっているので1日96,000円となります。仮に年間休日110日で出勤数が255日だったとすると、1,224万円です。ここから引かれて給与として支払われることになります。数字的には年収1,000万円を超えることになりますが、24単位分をすべて治療時間として使うのは現実的ではありません。

さらに治療以外にも、会議や書類の処理など事務的なお仕事もしなければならないため、1,000万円分働くのは難しいでしょう。

これら年齢の低さや、報酬の仕組みが影響して、現状理学療法士の平均年収が400万円程度というデータになっているようです。

中小企業の理学療法士は平均年収が高い傾向にある

政府統計ポータルサイトのe-Staを見てみると、10人〜99人の中小企業が100人〜999人以上規模や1,000人以上規模の大企業よりも、平均年収が高い傾向にありました。

10人〜99人の中小企業の平均年収が428.66万円なのに対し、100人〜999人以上規模では、平均年収が401.33万円。1,000人以上規模では、平均年収が419.44万円となっています。10〜99人規模の中傷企業の場合、平均年齢37.1歳と高い傾向にあり、これが年収の高さにも影響しているのではないでしょうか。

2.理学療法士が1000万円稼ぐための方法

理学療法士の現状だけにフォーカスすると、平均年収は400万円程度と、1,000万円には程遠い金額となっています。では、一体どうしたら理学療法士として1,000万円稼ぐことができるのでしょうか?ここからは、実際に1,000万円稼ぐためにはどうしたら良いか、方法をご紹介します。

昇進・昇格を目指しキャリアアップ

理学療法士の最も一般的な年収アップ方法は、昇進・昇格を目指してキャリアアップすることです。治療するプレイヤーから、管理職のポジションへと昇進すると、通常の給与に加えて役職手当などを貰えます。

もちろん管理職への昇進は、治療の技術のみならず、マネジメント能力やチームをまとめるスキルなども求められ容易ではありません。

日頃から知識・技術を高め、時にはリーダーシップを発揮しながら、出世を目指しましょう。

独立・開業を目指し経営者となる

前提として、理学療法士として開業することは「理学療法士及び作業療法士法」にて禁止されています。しかし、これは保険診療を行う場合の話です。整体院・デイサービスセンター・訪問介護事業所・ヨガスタジオ・スポーツジムなどは、保険診療ではなく自費診療であったり、目的が異なるため法に触れることはありません。

また、2013年に通知された「各都道府県医務主管(局)長あて厚生労働省医政局医事課通知」では、理学療法以外の関連する業務であっても理学療法士を名乗っても良いとされました。

そのため、理学療法士の資格を活かした独立・開業を行うことができ、経営者となることで収入アップを目指せます。ただし、独立・開業をしたからといって、必ず収入アップが見込めるものではありません。施術スキルの他にも、経営スキルも一緒に学ばなければいけないことを念頭においておきましょう。

海外でのチャレンジも視野に入れる

実は海外で理学療法士として働いた方が、年収が高くなることをご存知ですか?例えばアメリカだと、平均給与が4,402ドル程度と、日本円にすると約50万円程度。賞与を含めなくても、年収は600万円を超える計算になります。日本の平均年収と比較すると、約200万円も高い結果に。

また、理学療法士は日本よりもアメリカの方が人気の高い職業です。NPTE(National Physical Therapy Exam)という試験に合格する必要はありますが、資格を取得することで独立・開業も可能。年収1,000万円にグッと近づけます。

またアメリカの他にも、フランスやイギリスなどのヨーロッパの国々でも開業権を持てます。もちろん、海外で開業したからといって必ず成功できる訳ではありませんが、高い技術と英語スキル、そして経営スキルがあれば十分年収1,000万円を目指せるでしょう。

3.理学療法士として副業や転職も視野に入れながら収入アップ

理学療法士として年収をアップさせる方法は、昇進・昇格・開業・海外進出だけではありません。1,000万円に限りなく近づけるという意味では、副業や転職も視野に入れながら収入アップを目指せます。ここでは、2つの収入アップ方法を見ていきましょう。

看護師・大学講師に転職

収入アップを目指す方法として、看護師や大学講師に転職するのも1つの手段です。同じ医療分野である看護師は、理学療法士よりも年収が高い傾向にあり、年収1,000万円に近づけることが可能。

また、理学療法の教職員として、大学講師を目指すのも年収アップの1つです。大学の教授レベルまで達すると、平均年収は1,100万円とかなりの高収入を目指せます。ただし、大学講師になるためには、実務経験の他にも論文の発表や修士号・博士号を取得するなど、学問の追求が求められます。

理学療法において、研究が好きだという方にはおすすめできますが、年収だけに固執した場合にはおすすめできません。学問の追求といったハードルを超えられる自信があり、興味や探究心が強い方は、ぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

セミナー講師・スポーツトレーナーなど副業を始める

理学療法士として実務経験を積み、幅広く活かせるスキルがあるのであれば、副業をはじめるのも1つ。

例えば、理学療法のスキルを活かした、健康に関するセミナー講師を勤めてみるなど、健康志向が高くなっている現代の日本では非常に需要のある副業です。

またスポーツ選手と個人契約を結び、スポーツトレーナーとして勤める方法もあります。スポーツ選手のケガ予防・体調管理・パフォーマンスアップのお手伝いをしたり、ケガをした際はリハビリを行うなど、理学療法士のスキルを大きく活かせる仕事です。

プロスポーツ選手はもちろん、地域の大きなスポーツ団体と契約できるケースもあり、副業して行うことで収入アップを見込めます。

4.まとめ

理学療法士として年収1,000万円を超えるのは、決して容易ではありません。昇進・昇格するにしても、開業するにしても、技術と知識の両方を身につけていく必要があります。

また海外で理学療法士として働く場合であっても、高い英語スキルや、日本よりも高い理学療法の技術を学ばなければなりません。年収1,000万円を目指すのであれば、高い志を持って、日々スキルアップに努めましょう。

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